以前庭園灯の工事とスイッチコンセント総替えリフォームのお仕事をさせていただいた岡部町のM様からの依頼です。純和風の門扉の基礎部分がグラグラしてきて扉の開け閉めが困難になってきたので修理をお願いしたいがどのようにしたらコストも安く、年数も維持できるのか、という依頼でした。
このような仕事は専門分野ではありませんが、知り合いの大工さんと入念な打ち合わせの元進めさせていただきました。
着工前です。扉は強引に開ければ何とか開くといった感じです。右と左で5cmほども高さの違いが出ています。
腐食の進んだ基礎部です。雨が降ると常に水にさらされ埋設部は水がなかなかはけないので余計に条件が悪いです。
大工さんが入念に傾きのチェックとどこを基準に水平を合わせていくか検討しています。
新たにステンレスの基礎を取り付けた門扉を吊りこんでいきます木部の切り口には防腐塗料を塗って接地面にはボンドとコーチスクリューで固定してあります。
このようなステンレスの基礎をオリジナルで制作して取り付けています。この加工は藤枝市の有限会社望月製作所様で作っていただきました。いつもお世話になっています。
門扉の傾きを調整し仮の控えを入れておき、コンクリートを埋設部に流しいれて基礎を作ります。翌々日控えを外し、切り口に銅板を巻きつけて完了となりました。強度的には全く問題ないレベルになりました。
お客様からは扉の開け閉めがスムーズになり、出入りもストレスなく出来るようになり大変重宝しているとお褒めの言葉をいただきました。専門外の仕事でしたが大工さんのサポートもあり良い仕事を納めることが出来ました。ありがとうございました。